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団遊日記

「帰る道(2006/3/17)」

確かにいろんなものを見てきましたけどね、
初めてみましたよ、雨の日に。

その日は、大雨だったんです。
ボクは後輩の上原と一緒に、事務所を最後に出ました。
上下とも、厳重に鍵をかけて、
すると意外と雨がやんでいて、

「おっ、ついてるね」

なんて言いながら、駅に向かうわけです。
その間約5分。
すると、角をまがった先に、
なにやら怪しい物体があるわけです。
地面にはいつくばっていて、
最初はシベリアンハスキーのうんこか?
とか、思ったくらい大きな「何」なんです。

まあ、シベリアンハスキーのうんこは見たことないですけど、
やたらでかいんです。
チーズバーガー二個分くらい。
縦置きで。

で、徐々に近づくと、
目がギョロっとこっちを向きましてね、
それは「かえる」だったんです。

「土蛙」、って言うんですか?

「あま」どころじゃないですよ、
「との様」も越えて、
「神さま」も越えた感じ。

そんなどっしり道に居座っているのは
マンホールかおまえか、くらいのイキオイで、
まったく動く気配なく、まさしく道の中央に
「鎮座」しているわけですよ。

最初に気づいたボクは、少しギョッとしながら
上原に言うわけです。

「ほら、あそこ」

すると期待どおり、上原は

「うぎゃー」

的な顔をします。
いやはや、終電間際まで騒がしい一日でした、ちゃんちゃん。
と本来ならこうですよ。

ところが。
ふたりが蛙を行過ぎた直後、
電柱の影から、ひとりのおばあさんが出てきたわけですね。
なんていうんですかね、
砂かけババアと妖怪ゾーマを足して2で割った感じ。
要するに気味が悪いということですよ。

で、そのおばあさんがですね

「ほら、ぴょん太」

って。

「飼いカエル」ですよ、「飼い蛙」。
さすがに「ゲロ」と返事はしないですけれども、
次の瞬間、ゾーマはその子を手のひらに乗せて、
ひょこひょこ歩いていったわけですよ。

たぶん、宇宙人をみたときはこんな感じなんだろうって、
そんな気分ですよ。
ホント。