とくどき乗り過ごすんですけど、
電車を。
昨日もまたやっちゃいまして、
東急田園都市線。
桜新町という駅は普通しか止まらないのに、
イキオイ急行に乗っていたらしく、
気づくとむなしく我が駅を通過。
たいしたことでもないのに、
ああいうときって、
「もう、どうにでもなれ!」
と、ジプシー気分になるわけですね。
「こうなりゃ地球の果てまで行ってやる」的な。
でも、どうにでもなるわけもなくて、
ちゃんと次の駅で降りるんです。
それで、すごすごと反対ホームに移動。
何食わぬ顔で、ときが過ぎ去るのを待つ、と。
一般常識的行動です。
と、まあそれはどうでもいいんですが、
二子玉川の駅で、その日はどうも状況が違ったんですね。
騒々しいんです。
と、見ると警察官がふたり、
サラリーマンの男性の腕をつかんでいる。
近くには、肩を震わせる女性。
深夜の田園都市線。
そう、痴漢ですよ。
いや、本当にそうかどうかはわからないんですが、
状況証拠的には、そうっぽい。
ところが、その男性はひたすらに身の潔白を訴えている。
「この同行は任意なのか、答えたまえ!」
とかわめいていて、
それほど酔っているようにも見えない。
「同行が任意かどうか」
がなぜ大事なのか、さっぱりわからないし、ボク的には
「その子との出勤が同伴かどうか」
の方が大事なんですが、
まあ、そのおじさんにとっては、任意かどうかが大切だそうなんです。
しかし。
そのときですね、
ふと肩を震わせる女の子に目が行きまして、
申し訳ないですけれど、ボクは、そして周りの大半の人が思ったんですよ。
「ホントに?」
と。
いや、それが何を指すのか、
それは賢明なみなさまにみっちり類推してほしいんですが。
いや、気の毒ですよ、ホントなら。
でもね。
でもねえ。
でも、ねえ。
そういえば警官も、どこか
「なんで?」
という顔をしているようにも思うし、
遂にはそのおじさんが「任意かどうか」に続いて、
「痴漢するとしても、ありえないだろう、そう思わないのか?」
なんてわめき始めたわけですよ。
いやあ、野次馬的には120%盛り上がり必至ですよ。
エスカレーターで、
男女のカップルがいてですね、
「なあどう思う?」
なんて会話をしていまして、
あるいは、顔色に「どう思うか」という自分の考えの方向性が
みな如実に出ていまして、
それは
「男性は男性を擁護する雰囲気になり」
「女性は女性を擁護する雰囲気になる」
ということだったんです。
前のカップルなんて、何の因果か男の子が女の子に
「この人でなし」
呼ばわれされてましたからね。
たぶん、男性の肩を持つようなことを言ったんでしょうね。
深夜1時に「人でなし」ですよ。
ああ、気の毒。
そんな深夜のジェンダー論。