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団遊日記

「痴漢か置換か(2006/7/14)」

とくどき乗り過ごすんですけど、
電車を。

昨日もまたやっちゃいまして、
東急田園都市線。
桜新町という駅は普通しか止まらないのに、
イキオイ急行に乗っていたらしく、
気づくとむなしく我が駅を通過。

たいしたことでもないのに、
ああいうときって、

「もう、どうにでもなれ!」

と、ジプシー気分になるわけですね。

「こうなりゃ地球の果てまで行ってやる」的な。

でも、どうにでもなるわけもなくて、
ちゃんと次の駅で降りるんです。
それで、すごすごと反対ホームに移動。
何食わぬ顔で、ときが過ぎ去るのを待つ、と。
一般常識的行動です。

と、まあそれはどうでもいいんですが、
二子玉川の駅で、その日はどうも状況が違ったんですね。

騒々しいんです。
と、見ると警察官がふたり、
サラリーマンの男性の腕をつかんでいる。

近くには、肩を震わせる女性。
深夜の田園都市線。

そう、痴漢ですよ。

いや、本当にそうかどうかはわからないんですが、
状況証拠的には、そうっぽい。

ところが、その男性はひたすらに身の潔白を訴えている。
「この同行は任意なのか、答えたまえ!」
とかわめいていて、
それほど酔っているようにも見えない。

「同行が任意かどうか」
がなぜ大事なのか、さっぱりわからないし、ボク的には
「その子との出勤が同伴かどうか」
の方が大事なんですが、
まあ、そのおじさんにとっては、任意かどうかが大切だそうなんです。

しかし。

そのときですね、
ふと肩を震わせる女の子に目が行きまして、
申し訳ないですけれど、ボクは、そして周りの大半の人が思ったんですよ。

「ホントに?」

と。
いや、それが何を指すのか、
それは賢明なみなさまにみっちり類推してほしいんですが。
いや、気の毒ですよ、ホントなら。

でもね。
でもねえ。
でも、ねえ。

そういえば警官も、どこか

「なんで?」

という顔をしているようにも思うし、
遂にはそのおじさんが「任意かどうか」に続いて、

「痴漢するとしても、ありえないだろう、そう思わないのか?」

なんてわめき始めたわけですよ。
いやあ、野次馬的には120%盛り上がり必至ですよ。

エスカレーターで、
男女のカップルがいてですね、

「なあどう思う?」

なんて会話をしていまして、
あるいは、顔色に「どう思うか」という自分の考えの方向性が
みな如実に出ていまして、
それは

「男性は男性を擁護する雰囲気になり」
「女性は女性を擁護する雰囲気になる」

ということだったんです。
前のカップルなんて、何の因果か男の子が女の子に

「この人でなし」

呼ばわれされてましたからね。
たぶん、男性の肩を持つようなことを言ったんでしょうね。
深夜1時に「人でなし」ですよ。
ああ、気の毒。

そんな深夜のジェンダー論。