
庭のカシューナッツの実
何が心配かって、コスタリカの治安状態が最近頓に悪く成って来ているようなんです。
いくらコスタリカが中南米中比較的治安が良いと言えども、やはり中南米。勿論それなりに留意して暮らしていますが、治安の悪化はどうにも止められないようです。
この所テレビ・新聞・大使館からの治安情報などを視ていると、私たちが移住しようと考えていた頃(たった数年前ですが・・・)から比べても治安問題が非常に深刻化してきているようで、最近の記事をいくつか抜粋してみると、まずは《サンホセ市内及びその周辺で、救急車が暴徒によって襲撃されるため満足な救命活動が行えない》というもの。
これは、救急車には高価な設備・装置が多く搭載されているので、一度の略奪で効率よく稼げる・・・と言うものです。
救急車が出動すると言うことはそこに病人または怪我人が居ると言うことなのですが、勿論偽装して犯人が呼び出すことも有るのでしょうが、生死の境を彷徨っている重傷者が乗せられていようが無かろうがそんなことお構いなしです。
他の交通関係犯罪でも《サンホセ市内及びその周辺で信号待ちをしている車両の窓を叩き割って金品を略奪する》や、《走行中の車に二人乗りバイクで近づき銃を突きつけ(または発砲して)金品を奪う》など凶悪化が進行しています。
空き巣・強盗も頻発していて《ノートパソコンを持って歩いていたイタリア人が強盗に襲われ、パソコンを放さなかったため銃で射殺される》とか《バックを引ったくられそうに成り抵抗して刺され死亡》など、ナイフ・拳銃など凶器を使った犯行が多く、死亡する人も大勢います。
考えられる原因として貧富の格差と犯罪の低年齢化が挙げられます。
コスタリカはやはりコロンビアからアメリカに流れる麻薬の通り道、日本流に言うならば『麻薬街道』とでも言うのでしょうか、年間何十トンという大量の麻薬が押収されていますが、その影響でかなりの量が国内でも流通しています。なんと高校・大学などの構内で堂々と売り買いされている始末。
それにより、麻薬1回分ほしさに小銭を稼ぐ為、強盗・空き巣など短絡的に犯行に及ぶ若者が増えているというのです。
さらに以前ニカラグア内乱の為多くの難民を受け入れたコスタリカには、満足な職に就けないニカラグア人も多く、犯罪に走ってしまうというもの。またその人々が居住する区域などは危険地域に指定されていて始終警察と対立しています。
また急激な外国人の流入で物価が高騰しているにも拘わらず、コスタリカ人の収入の現状は変わっていないと言う事実もあります。
だから許せるとは言えませんが、警察官・公社その他、国の機関で働いている人間の質の悪さ(賄賂・詐欺・たかり・横流し・上乗せ・仕事が遅い・・等)は国が抱える頭痛の種と成ってしまっているようです。
とにかく現在サンホセ周辺では、何処で犯罪に巻き込まれてもおかしくない状態に有るそうで、在コスタリカの日本人の方々も多く被害に遭っているようです。
先日も急用で大使館の友人に電話を入れたところ「今ロシア大使館(コスタリカ在)に人質を取った立てこもり事件が発生したため今は電話が出来ない・・・。」と言われ、慌てて電話を切りました。
ここ数年間でチリ大使館の乗っ取り事件やモンテベルデでの銀行強盗団など多くの犠牲者が出る事件も起こっていて、その大半が機関銃などを装備して犯行を行うため、惨劇も後を絶ちません。
犯罪の多くは首都サンホセに集中していますが、その環は次第に拡散して行くのでしょう、おそらく私たちが住んでいるグアナカステ県にも・・・。
先日、我が家に工事に来ていた職人たちが面白いことを言っていました。
「グアナカステはアメリカのテキサス州と同じだ。」と言うもの。
私たちが住んでいるここグアナカステ県は、約190年前はニカラグアだったものがコスタリカに編入され、ちょうどメキシコからアメリカに吸収されたテキサス州と類同して、「テキサス住民同様独自の資性と自負を持って暮らしている」と言う事のようです。
平たく言えば「俺たちはグアナカステ人だ!!。」と言いたいようで、ようは「サンホセの奴らと俺たちは違う!!。」と主張している?、したい?ようです。
まあ、こういった人々がまだまだ健在ならば、グアナカステの治安は差し当たり安泰かなぁ〜っ?と、希望的推量をしてみたりするのですが・・・。

AJI

SAVA