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45歳からの老後 in コスタリカ

『45歳からの老後』〓非想非非想天的コスタリカ移住生活〓

強盗団の入団テスト

空が黄色に染まった日

2週間ほど前のことです。
日本宛に郵便物を送ろうとココビーチ沿いに在るコレーオ(郵便局)に行った折、手続きを終え建物から出て来るはずのカミさんをただボ――っと海を眺めて待っていた私は、局のドアが開いた時も大して気にも留めておらず、カミさんに視線を移すのもまるで寝起きのように力なく、寿命が近いゼンマイ仕掛けの人形のようにゆっくりと顎から顔を向けてゆきました。
んっ・・・???。
と、ドアから出てきたカミさんが後ろを振り返りながら誰かと何か喋っています。
『あっ!!、強盗かっ!!。』  いやいや違います、それはまた後の話・・・。
ニコニコ笑いながらこちらに向かって歩いてくるカミさんの後ろに東洋系の旅行者らしき若い女性が2人。
出てこいと手招きするカミさんに従い車を降りるとその女性2人が「こんにちは!!。」と会釈してくれました。
彼女たちの名前はユキ(仮)ちゃんとアコ(仮)ちゃん。
只今25歳のうら若き日本人女性二人組は専門学校時代の友達同士。
なんでも彼女たちは【夢】であった世界一周旅行を現時決行ちゅうとか・・・。
まじめでしっかり者のユキちゃんは今回の旅行の羅針盤・会計を担当、一方一見おっとりと大様そうな感じで、すべてユキちゃん任せのように見ますが実は芯がしっかりしていそうな感を受けるアコちゃんです。
現在はお互い北海道在住らしいのですが、以前からの【念願】であった世界一周旅行に出かけるため二人とも仕事を退職、彼氏たちの猛反対にも別れる覚悟で押し切ってやって来たとのこと、何とも潔い。しかも今回が初めての海外旅行というじゃありませんか、あっぱれあっぱれ!!、いやはや恐れ入りました。
私たち夫婦も少なからず世界の辺境を旅してきましたが、世界各国・各地で出会う日本人のほとんどは若い女性たちです。
現実問題として《男性は仕事が休みづらい・退職してしまうと再就職が厳しいなどの難問を抱えていて、それに起因しか旅慣れないのでつい二の足を踏んでしまう》とよく耳にするのですが(すでにその時代は終わっていると思われますが)、女性の『夢のためなら仕事や彼氏をも断ち切ることを厭わない思い切りの良さ』に比べ、男性陣のあれこれと煮え切らない、或る意味での男らしさが災いしているのでしょう。
訪れてみたいと思っても若い体力が有るうちにしか往けない国々も多々ありますし、またそんな国ほど自身に得るものが多いような気がします。若い男性陣たちにも是非頑張って見聞を広めてほしいものです。
ただその女性たちも【夢】という割りには掴もうとする物が漠然としすぎていて、気付けば『旅』ではなく、ただ地表を通り過ぎるだけの『移動旅行』しかしていないと思える方々を屡々目にします。そうそう往ける訳もないから【夢】なので、なんだかちょっぴり勿体ない気がしますよね。
また、あれだけ「外国は危険だ」言われ続けていても日本の延長ぐらいにしか考えておらず未だに『非常に危険な旅行』をしている女性たちが数多いことも事実のようですから難しいところですが・・・。
この彼女たちは大丈夫だと思いますが、この直後にどこか(アジアだったような・・・)の国で日本人女性2人がレイプされたと聞いてやはり少々心配になりました。

空が黄色に染まった日

アコ&ユキコンビは1泊2日の滞在予定でココを訪れたそうで、それほど美しくもないココビーチを少し歩いただけで明日は朝早くニカラグアに発つ予定だとか。
余りにも寂しいので車でココ周辺を少し案内することにしました。
途中フォーシーズンズの対岸に在る眺めの佳いバーでビールを呑みながらコスタリカのことをあれこれ話したのですが、何とコスタリカに来て野生動物(イグアナでさえ)一つ見ていないとか・・・。
翌日もう一日滞在してみると言うことで、それならばとリンコン・デ・ラ・ビエハ国立公園を案内することに。あそこなら私たちも何度も訪れていて野生動物もかなりの確率で遭遇出来るし、温泉(ドロパック付き)やホーストレッキングなども体験出来るので好いのではないかっ、と思った訳です・・・・がっ!!。
普段はそれほど多くはない?筈の観光客が・・・、居るは居るは・・・、ごちゃごちゃと・・・。
以前は我がボロラン号でも登るのがやっとだった山奥のこの場所に、何と大型観光バスが2台っ!!。その他普通車も数台有って其処此処に観光客の姿が見受けられます。
しかも、今までモルフォ蝶だけは外したことがなかったのに、今回は何と遭遇できず・・・。
アコ&ユキコンビには返って申し訳ないことをしてしまったような・・・、なかなか上手く行かない物ですね、世の中って・・・。
翌朝、彼女たちはニカラグアへ向かって旅立って行きました。
彼女たちの世界一周旅行【夢】が何の問題もなく、無事日本に戻れますようコスタリカから心より祈っています。


そう、強盗団ですよね。
コスタリカには《マラス》という凶悪な強盗団が存在して、そのマラスが今週末『入団の儀式』を行うというニュースが流れてきました。
儀式に辺り、入団希望者はマラスが言い渡すと或るテストを受け、団に対する忠誠心が有るか否かを試されるというもの。
そのテストとは・・・、【夜、車を無灯火で走らせ、対向車がそれを察知し教えようとパッシングをしてきたら、その車を追いかけ同乗者全員を殺害する】という試煉?。
「その為週末の夜間の運転は特に注意しなさい」というニュースです。
ここココの片田舎でも極力夜間は出歩かない私たちですので、このテストに遭遇することはまず無いでしょうが(サンホセ付近でもないし)、それにしてもコスタリカも腐ってきていますよね・・・。


空が黄色に染まった日

先のアリアス大統領の発言で、日本でもコスタリカが相当叩かれているようですが、実は住んでいる私たちも驚きました。
コスタリカを経巡ると、彼方此方に台湾からの融資で建設・整備された道路・橋などを多く目にします。中国と国交を結ぶ事により必然的(中国に対するリップサービス?)に出た言葉だと思うのですが、今までさんざ世話になっておきながらそう言われても日本人の感覚からは至極懸け離れた言葉ですよね。
この大統領、私の狭小な私感からすると政治家というよりもけっこうやり手の企業家というイメージの方が多くあります。
最近ではアメリカのスターバックスと大口の契約を結び、自社のコーヒーとコスタリカ産のバナナをアメリカ(スタバ)に大量輸出するという離れ業をやってのけウホウホです。そのうち日本のスタバもコスタリカ産のコーヒーが飲めるように成るかもしれませんね。
でも今回の「台湾はケチ」発言は企業家の言葉では有りませんね・・・、いやっ、企業家ならではの言葉なのかも・・・?。