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45歳からの老後 in コスタリカ

『45歳からの老後』〓非想非非想天的コスタリカ移住生活〓

車検

我がボロラン号

毎年7月に車検の季節がやってきます。
我がボロラン号(97年型 日産 ピックアップ)にとっては、自己延命の大切な時期です。
それはそうですよね、何てったって無惨にも廃車にされるか、あわよくばもう一年乗って貰えるか、天国と地獄の別れ道なのです。
我がボロラン号は、今までにエンジン以外のほとんどの箇所で交換・修理と、購入時とほぼ同額の、決して安くはない経費を私たちからむしり取って行った張本人です。
先月も、前後のウインカーの交換と半年前からクラクションとエアバック(疾うに入ってはいませんが)を制御する基盤デイスクが壊れたため、それをコスタリカ国内中探して貰ったのですが、案の定?そんな物は存在せず、アメリカやメキシコにももう在庫は無い状態・・・、仕方なく、せめてクラクションは作動しないと車検には通りませんので、配線し直しボタンで・・・プップ〜ッ!!ついでに車検に向けての点検もして貰いました。

金食い虫・・・しかし、またそれが廃車にされにくい理由にも成ってしまっています。
人の心理として・・・「これだけお金を掛けて修理してのだから、もう少し・・・せめて修理代の元を取るまでは乗ろう。」という気に成りますよね・・・ハハハ。

車検場

コスタリカの車検は1年に1回、基本的に最初に登録した月(新車の場合は3年間免除だったかな?)が翌年の車検月に成ります。
我がボロラン号の車検月は7月。
その月中に検査を受けて、車検表とステッカーを受け取らなければ成りません。また、車検は自分で受けに行きます。
車検場は、我が家から40kmほど離れたリベリアの町外れの、荒れ地に囲まれた静かな場所にぽつんと有ります。
まずは車検の予約を取るためにそこへ・・・。電話での予約も出来るらしいのですが、如何せん電話番号は知らず、また電話での遣り取りが非常に聞き取り辛く、好ましくないので致し方有りません。

当日、受付で予約の有無を確認されます。
確認と言っても口答での確認、「はい、今日・・・・だったような・・・たぶん・・・かな?」
なんてことをぶつぶつ言っていると、判断が面倒になったのでしょう、書類を作成してくれ判を突いて「あの車列の最後尾に付いてください。」
とのお言葉。おおっ、なんたるラッキー!!
《この分だと、車検も難なく受かるかも・・・!!》
などと敵わぬ素意を抱き、いそいそと車を廻し、10台ほど連なる車列の最後尾に並びます。

30分ほどすると、いよいよ私の・・・我がボロラン号の番が遣ってきました。
まずはライト・ウインカー・ホーン・ウォッシャー・・・などの確認から。
これが結構侮れません。
先年も、この検査で落とされてしまいました。原因は後ろのナンバープレートを照らす豆電球が切れていたからというもの。
どんな些細なことでも、落とされてしまうと再検査です。
と言うことは、再び時間とお金が掛かると言うこと・・・結構ドキドキもんですよ、ボロ車のオーナーなんて・・・特に。 ハハハハ

「ライト上下OK,ウインカーOK,ホーン・・・?何だ?・・・鳴らないじゃないか」の問いに、冷や汗をかきながら「アキ(ここ)」とフロントパネルの左端の赤いボタンを指さします。
《プッ、プッ、プー》
検査官の呆れたような薄笑い。でも何とかOK.
「次・・ウォッシャー」
!!!!!ヤバイっ!!!!  助手席側のノズルから・・・液が・・・出ない!!
しかし、これもラッキーなことに係官が運転席側からの確認だったので、なんとか・・・・OK。ふう〜っ。
次・・・ドーム型の建物の中に進んでブレーキの検査。
これも2ヶ月前に交換(毎度のことですが嫌になる!!)しているのですんなりOK.

車検場の内部

車をさらに進め、今度は足回りその他の車の下側の検査。
建物の中央床部に人が入れる溝が切ってあり、底側からの検査になります。
壁面に備え付けのスピーカーからハンドルを大きく左右に振るよう指示が有り、ギシッギシッとハンドルを左に右に回します。大きく振れとの指示ですが・・・、どうしても遠慮がちに成ってしまいます・・・よね。 ハハハ
底辺からカンカンと金槌でなにやら叩く音がしてきます。
同時に車体を左右に揺らすような振動・・・、床の鉄板下の装置が揺らしてきます。
少々時間は掛かりましたが、底部の検査が終わり、次に進むため車を前進させます。

これが最後の検査、排気ガスの検査に移ります。
係官に、空ぶかしを繰り返しエンジンの回転数を上げるよう指示されますが、我がボロラン号は6000回転以上回転数を上げると、不完全燃焼を起こしてエンジンが咳嗽を始めます。
なので、何とか6000回転ギリギリで空ぶかしをしている振りを演じますが、係官からはもっと回転数を上げろとの指示。
それでも素知らぬそぶりで6000回転で空ぶかしを続けます。
一度7000回転近くまで上げてしまい、エンジンが咳き込みますが、再び回転数を落として何とかごまかします。
係官も、訳の判らぬ東洋人に呆れ顔。
もういいっ!!という表情で次の指示・・・。
今度は2000回転に保ったままで、マフラーに検知器を挿入され、測定の開始です。

排ガス検査も何とか終了。

【ひょっとして・・・・今年は1発で受かったかも!!】 建物の出口で待機するよう係官から指示され、意気揚々と車を進め、停止線で止まり係官がやってくるのを待ちます。
【今年は何だか・・・好感触!!】
それはそうです、何てったって今年に入ってからも、どれくらい修理・交換をさせられたたことか・・・・ボロラン号には。

係官が書類を持って近づいてきました。
笑顔の係官に握手を求められ、またも・・・好感触。フフフ

そして・・・
「両前輪のタイヤと車体を繋ぐ部品を交換して、再び検査を受けて下さい。期限は今月末まで・・・・・・・・・・。」

ガ〜〜〜〜〜〜ン!!

修理に3日間を費やし、底なし沼の中の蟻地獄ようなボロラン号は、再びお金を貪りながら再検査に赴いてゆきました・・とさ。

助けて〜〜〜〜〜っ!!