CATEGORY

コンテンツマーケティングは何から始めればいい?│まずFAQページから始めよ!

  • Facebook 記事をシェア
  • Twitter 記事をツイート
  • LINEで送る

アソブロックのマーケティング担当、阿部です。

「うちもコンテンツマーケティングを始めたい」「コンテンツSEOで新規の見込客を獲得したい」 と思いながらも「まず具体的に何から始めたらいいの?」というところで止まってしまう方が多いようです。

SEO業者に相談したらいいのでしょうか? それともクラウドソーシングのライターに記事制作を発注したらいいのでしょうか? 

いやいや、いきなりお金をかけるその前に、第一歩として無料で取り組めてしかも効果的な施策がありますよ、とおすすめしています。

 

その施策とは何か。ずばり FAQページの充実です。

 

FAQ=Frequently Asked Questions。いわゆる「よくある質問と答え」です。たいていの製品・サービス紹介ページでご用意があるのではないでしょうか?

こういうやつ。ただしこれはコンテンツマーケティング的には良い例ではない。理由は後述。

 

私が「コンテンツマーケティングを始めるならFAQページの充実から」を提唱する理由は下記のとおりです。

 

理由1:コストがかからない

自社製品・サービスについてのよくある質問と答えであれば、ライターに依頼しなくても書ける(というか、むしろ社内でないと書けない)のではないでしょうか。

社内の営業の方に、お客さんからどのようなご質問をよくいただいているか、どのように答えているかを定期的にヒアリングしてネタを集めましょう。

ページに凝ったデザインも必要ないので、多くの場合Web制作も外注の必要はないでしょう。FAQページはCMS(コンテンツ・マネジメント・システム=HTMLを記述しなくてもブログのように管理画面からWebページを作成できるツール)で更新可能だとベストです。

 

 

理由2:メールマーケティングにも効果的

FAQページを更新したら、メール配信のネタとしても活用することができます。

その際のコツとしては、メールの本文にはQ&AのQのほうだけを載せておき、Aについてはリンク誘導するのです。Aを読みたい方はリンクをクリックするしかありませんので、クリックカウントが稼げます。

また、クリックした人はその製品・サービスに興味があるということですから、興味層の抽出にも活かせてしまいます。

 

 

理由3:受注に直結しやすい

そして私がFAQの充実から手をつけるべきとおススメする最大の理由がこちらです。

オウンドメディアは、中立的/啓蒙的なお役立ち情報、あるいはエンタメ寄りのコンテンツを展開するのに適しています。リーチの裾野を広げることはできますが、メディアがうまくいけばいくほど、全くビジネスにつながらない読者も増えることになります。

かたやFAQの流入者は、数こそ少なくともあなたのビジネスに直結するニーズを持っている見込客である確率が高いです。

「まずはニーズの顕在化している見込客から獲得すべき」というのは、BtoBマーケティングの鉄則のひとつですよね。

 

・・・

 

極論するなら最低限FAQページさえあれば、コンテンツマーケティングは充分に実践可能です。

FAQ作成時のポイントは「よくある質問」の「Q」の内容に検索してほしいキーワードをしっかりと盛り込むことです。

その前提として、ページの構造は、1問につき1ページずつの独立したページになっている必要があります。たとえばこちらのサイトのような構造のことです。

FAQの一覧ページとは別に、各Q&Aの詳細はたとえばこちらのページのように独立したページになっています。

1問につき1ページずつの独立したページ構成でFAQページを作っておくと、たとえば「公務員 研究職」というキーワードで検索した際に、独立したQ&Aのページのほうが検索に引っかかってきてくれるという寸法です。

どうです、なんだか結構簡単そうでしょう?

ちなみに最初の写真が「よくある質問と答えの良い例ではない」のは上記した構造の問題が理由です。検索エンジンが見ているのはページのtitleがメインなので、 FAQページが1枚モノだと各Qの中のキーワードはほとんど評価されず、意図する検索結果には引っかかってきてくれません。

 

 

以上、FAQページさえあればコンテンツマーケティングは無料で始められるという話でした。

「コンテンツマーケティング」という言葉を難しく考えずとも、基本的なことをちゃんとやるだけである程度の成果は出せるということがお伝えしたかった次第です。

もちろん、FAQの充実だけでは、潜在見込客に幅広くリーチすることは難しいのも事実。そうした課題が出てきたときには、当然オウンドメディアの立ち上げといった施策も有効になってきます。そちらはまた別の機会にお伝えできればと思います。

 

おすすめの関連記事