ヒト・ソシキ

人がよりよく生きていくために、
影響を与えたい

スタンス 課題の本質を見つめ、
正しいゴールを描く。

人と組織に関わる仕事は、アソブロックが創業から取り組み続けているジャンルだ。採用やブランディングなどの課題に対して、最適なアウトプットを探す。担当するメンバーの考え方やアプローチはさまざま。だが、いつも課題の本質と向き合い、必要なことを見極めていくスタンスは、見事に共通している。

安井:クライアントから「会社説明会のパンフレットをつくりたいんです」といったご相談を受けたとき、まず僕らは「なぜ、パンフレットが必要なんでしたっけ?」と、ご質問をしてみます。自社を知ってもらうのが目的だったとしたら、広告をつくるほうが効果的。会社説明会などで接点が生まれたあとに使うパンフレットは、最適なツールではありません。そういう違和感がある部分を整理して、きちんと目的に合った提案とゴールを定めるところから、僕らの仕事ははじまります。

林:課題に対して僕らは何ができるのか、いま何が必要なのか、つねに考えるようにしていますね。僕は、クライアントのご要望に沿いつつ、そのなかで最大限にできることを探していくタイプ。さっきの例で言えば、クライアントが「どうしてもパンフレットがつくりたい」とおっしゃるなら、パンフレットというツールで、最適な方向性を考えます。「しっかり印象に残るように、デザインと紙質にめっちゃこだわった1枚ものをつくるのはどうですか?」とか。

奥居:アソブロックはWebの制作会社でも、紙のデザイン会社でもありません。だからこそ、クライアントのことを真摯に考えて、本当に必要だと思う解決策を、形にこだわらずご提案するんです。たとえば「成長意欲の高い学生がほしいから、会社の成長性を見せたい」という課題をいただいたものの、伸びしろを感じさせる事例がまだあまりないというケース。この場合、クリエイティブで無理やり成長性を表現することはできるかもしれないけれど、誇大表現は学生の就職活動にとって親切ではありません。だから、若手の成長意欲を喚起するような事業計画書をおつくりし、「こんなプロジェクトをやってみてはどうでしょう」とご提案したこともありました。あとで、それはさすがに自分たちの手にあまると思いましたけど(笑)。

安井:僕はなにより、学生さんや社員さんのためになるものをつくりたいんです。もっと言うと、人のためにならないものはつくりたくない。「何かを作ること」が目的のプロジェクトは、誰にも響かないものをつくっただけで終わってしまうので……そんな仕事だったら、やらなくていい。きちんと誰かに届いて、受け取った人がよりよく生きられるようになるものをつくりたい、というのが根底にあるんです。

奥居:たとえば採用活動って、会社の外に向けた広報というふうに思われがちだけど、じつは社員さんが自分たちの在り方を見直す、という側面もすごく大きいんです。社内のさまざまな職種のインタビュー記事をつくることで、人事の方々もいままで以上に会社を理解できる、みたいなことですね。なので、いまつくっているものが、最終的に“何を価値とするのか”という部分は、毎回考えながら進めていますね。

安井:人や組織の課題って、手を抜くと結果に反映されるし、見抜かれてしまうんですよ。だから、何をつくるにしても本気でやる。そのためには、本質的に課題を見つめる目や、正しい目的とゴールの共有が必要になってくると思っています。

ケース1 パートナーとして、
真摯に向き合う

「ワンキャリア」のプロジェクトでは、自社の価値をしっかりとアピールし、採用の受け皿にもなる企業サイトを構築した。

安井:当時のワンキャリアは起業して間もないけれど、自社運営の就活サービスの評価がとても高く、他社からの引き合いがどんどん増えている状態でした。なのに窓口が、簡単な企業情報が載っている1ページのWebサイトしかない。事業をさらに伸ばしていくために、ここのコミュニケーションをなんとかしたい、というご相談を受けました。最初に伺ったのは「自分たちの想いを、デザインで表現してほしい」というご要望。僕なりにワンキャリアのビジョンを咀嚼して、ベストな見せ方を考えたことで、まずは話し合いのきっかけがつくれたように感じています。その“種火”を、社長や経営陣との深い議論で突き詰めて、納得のいくアウトプットに昇華することができました。社運がかかっているとばかりに、クライアントが全力投球してくださったので、僕もパートナーとして真摯に向き合えた案件です。

当事者であるクライアント自身が考えを深めるきっかけを作ったり、よりよい道を進むためにサポートしていくのは、アソブロックが得意とするところ。6年間続いている慶應大学でのキャリアワークショップも、その好例だ。

奥居:慶應大学の学生からは「大手企業に入ったけれど、裁量の幅が狭くてやりがいがない」とか「入社前にもっと考えて就職すればよかった」といった声を、よく聞いていました。そこで、キャリアについて早めに考える機会を持つためのワークショップを企画したんです。具体的には、いまの自分の価値観を知り、未来を想像する。そして、ありたい自分を実現するためのステップや、いますべきことを考える。これを個人とグループのワークで行い、キャリアについての考えを深めていきます。

学生さんには、やはりリアルな世の中は見えづらいんですよね。実際に仕事の現場を体験したり、先輩の話をたくさん聞いたり……そういう経験を重ねて、はじめて「ビジネスってこうなってるんだ」とか「自分が本当におもしろいと思えるのはここだ」ってわかっていくのだと思う。だからこそ、学生が社会人にとして活躍できるようになるために、働く自分の未来を“見える化”する仕事は、価値が大きいと感じています。

ケース2 ワンストップで
人事・採用計画をフォロー

クライアントと足並みをそろえながら、長期的にその人や組織の課題に向き合っていく事例もめずらしくない。計画策定から実行までをワンストップでフォローすることで、より踏み込んだ提案も可能になる。

奥居:私が数年にわたり担当している大手小売のクライアントは、バブルの時期に急成長を遂げて、業界を牽引してきた会社です。事業は安定・成熟期ではあるものの、もっと果敢にチャレンジをしないと、数十年後に生き残れるかわからない。変革の必要性は全員が感じているし、小さな一歩は踏み出し続けているけれど、起爆剤になるほどイノベーティブな人材はいない状態でした。そういった課題感を抱え、新卒採用の場面でも「自分たちにも未来が見えていないのに、学生さんにどう伝えればよいのだろう」と葛藤されていたんです。

そこで、まず「社会はこれからどう変わっていくのか」「それに対して私たちの会社は何ができるのか」というサービス企画に近いことを、人事部のみなさんと徹底的に議論して、未来像を共有していきます。最終的にパンフレットやWebサイトへと落とし込まれていくけれど、前段のディスカッションに、毎年ちゃんと時間をかけているのがポイントです。

人事計画を立てる段階でも、中期経営計画の数字を見ながら「この目標を達成するには店舗をいくつ増やさなければならない」とか「そのためにはこの職種が何人、この職種が何人必要だ」とか、かなり細かい部分までご提案をしています。具体的な採用活動が始まったあとも、すべてのフローをサポート。たとえば、内定者のフォローもその一部ですね。いまの学生は就職先を決めるにあたって、半数が親に相談するといわれています。親が「地元で働きなさい」と言うと、東京で働くのを諦める学生さんもいたりする。だから、保護者の方に向けて「お子さんのこの姿勢や能力を評価して内定をお出ししました。弊社にとって貴重な人材だと期待しておりますので、よろしくお願いします」というような真摯なお手紙を書いたり、安心していただけるように会社の安定性や財務面をまとめた資料をつくったり。入社に向けて、最後の問題をクリアするところまでお手伝いしています。

ビジョン お互いの成長や幸せを
つくっていくために。

アソブロックの仕事は、なにかを納品して終わり、ではない。成果を出すための要素を洗い出したり、進行方向を調整したり、パートナーとして長く伴走していく意識がある。

林:僕は、長くクライアントとお付き合いしていくために「なぜ?」というのを大事にしていますね。課題の本質に焦点を当てることに近いと思うけれど、なにかを作ったあとには「その後どうなったか、なぜそうなったのか」というところにも重きを置く。「なぜ」を突き詰めることが、その行動に至るまでのクライアントの想いや、課題の大本につながってくると思っているんです。

奥居:どんなプロジェクトを担当するにしても、最終的な目標に向けて、ステップとなる数値やフローはきちんと共有します。で、そこに向かって進むための手法はなにが一番いいのか、ということを一緒に考えていく。パートナーとして、気持ちはクライアントと同じ方向を向いているし、なにかしら刺激を与えられるような存在でいられるように頑張ろう、と思っています。

安井:確かに、成果で伴走していく意識はありますね。「つくって終わり」があまり好きではないので、目指す数字を5年や10年の中長期スパンで考えたり、長くコミュニケーションをとることが多いです。ただ、成果だけが価値なのではありません。そこに至るまでのプロセスで、相手方の経営陣や社員に変化が生まれたか。刺激や気づきをもたらす行動ができたか。そして、それらがクライアントや自分の成長につながると感じられたか、というところが大事だと思っています。人がよりよく生きていくということに対して、きちんと影響力のある存在でいたいんです。

奥居:アソブロックの人たちは、「人を変えた」と勝手に感じられたらちょっと幸せ、というタイプなんだと思います(笑)。私も、組織の最小単位である“人”が元気になれば、組織も元気になり、社会も日本も元気になっていく、と思っていたりして。そのために、どこから現状を変えていくのか、という話なんですよね。幸いにも、私の活動でターゲットになりうる人は、赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い。たとえば就活支援で幸せな学生を増やすとか、保育士支援を通じて幸せな子どもたちを増やすとか……そうやって、一人ひとりがちょっとずつでも前向きになれるような仕事ができたら、楽しいなって思っています。

ヒト・ソシキのプロジェクト紹介

  • 株式会社ワンキャリア コーポレートサイト

    ワンキャリア社の企業サイトを全面リニューアル。企業ブランディングの顔となるビジュアルと言葉づくりを核に、サイトを一新。独自性ある企業価値を表現した。

  • パーソルグループ 社内報

    パーソルグループの社内報を制作。多様なバックグラウンドをもつ社員の意識統一と、グループへの愛着を深めてもらうための取り組みとして、コンセプトから再構築しました。

  • ソフトバンク コマース&サービス社 入社案内

    ソフトバンク コマース&サービス社の採用活動で使用する入社案内を制作。企業ブランドを引き継ぎつつ、マーケットと求める人材像にこたえるコンテンツを制作しました。

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