リーダーズワークショップって?
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第十三回 10月11日(土)
会場:新宿住友ビル47階 スカイルーム


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通算13回目のリーダーズ・ワークショップ(以下LWS)。

今回も5つのセッションで6時間、

みっちり&あっという間に行われました。

参加者は11名。

幼稚園関係者が4名と介護関係者が3名、

学齢児童と家庭の支援をされている方が2名、

小学校の先生と、群馬県の職員さんがそれぞれ1名づつ。

WS全体の印象としては、いつもよりワークが多い印象でした。

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まず第一セッションは、「オープニングトーク」。

改めて、LWSでやっていることの意義を確認しました。

このWSでは、何か特定のスキルやテクニックを

教わるのではありません。

人も家族も、境遇はそれぞれですが、

そこには必ず何か事情があります。

事情はいろいろあるものだ、ということを受け入れた上で、

その事情をどう扱うか、上手な扱い方を身につけることが、

WSの目的です。



アメリカと日本。

ある大学教授が、双方の社会システム構造の中で決定的に違うことが

ひとつあると言いました。

それは「間違う」ことを前提にした社会システムのアメリカに対し、

日本は「うまくやる」ことを前提にした社会システムだということ。

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その考えは、ヒューマンサービスの現場にも少なからず影響があり、

「問題を起こさない」ことを良しと考えているのではないか、

と講師は言います。

もちろん、予防という言う意味で、起こって嬉しくないことは

起こらないように環境を作っていくことも大切です。

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しかし、何も起こらないということはありません。

だからこそ、起こった時の扱い方を学ぶべきではないか。

ピンチはチャンスではないですが、起こってしまった事情の扱い方を

間違えなければ、援助者は、

人や家族を以前より強くすることもできる――。

その力を、ヒューマンサービスに従事する方には

持ってほしいと講師は言いました。

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続く第二セッションは、「サークルトーク」

今回初登場のプログラム。

11名が輪になり「最近私の身の回りに起こったこと」をテーマに、

それぞれが5分づつ話をしました。



それぞれの仕事の現場や家族生活の中で、

どんなことが起こっているのか。

ここで共有したことは、非常に個人的な事情や情報も、

5分くらいでパッケージして場に提供できれば、

みんな楽しく聴けるということです。

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私が印象に残ったのは、

警察が逮捕した犯人に精神的なアクシデントがありそうな場合、

現場に急行し犯人にインタビューをする仕事をしている方の話と、

(そんな仕事があるのか!)

ある幼稚園の先生が言った、「甘えと文句」の話でした。

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第三セッションは、「家族面接の質問」

このセッションでは、誰にどんな質問をぶつけるのが

一番目的達成をしやすいだろうか?ということを考えました。



援助者の仕事の中で「相手の話を聞く」というのは

非常に大きなウエートを占める仕事です。

そのプロである私たちが、「聞いてみなわからん」ということで、

何でもずけずけと聞き、「言うてもらわんとわからん」と

結論づけるようでは、少々スキルが低いと言わざるをえない。

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誰に、どういう聞き方をすれば、一番求める答えを得られるだろうか。

ある具体的なケースを例に、

最初は一人で、次に3人ひと組になり考えました。

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第四セッションは恒例「ジェノグラム面接」

ジェノグラムを描きながら、相手の家族の物語を聞き出していきます。

LWSの中で、毎回必ず行われるプログラムであり、これはスキルです。

上手くなると、同じ20分の話の中で

相手から引き出せる情報の量が劇的に増えます。

そしてそれは、問題解決に導く手だてを

考えやすくなるということを意味します。

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今回は、その前のセッションが質問の仕方をテーマとしていましたから、

3人ひと組となり、オブザーバー役の人が

「上手だと感じた質問」と「これを聞けばいいのに」、

「自分ならこのように質問を展開したと思う」

ということをそれぞれフィードバックする試みを加えました。

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私が参加した組では、ある女性が、

「ジェノグラム面接では当事者より上の世代について質問をした方が、

本人にとっては気付きと発見が多い面談になるのではないか」

「下の世代のことは日常的に見ているし考えているが、

自分のルーツとなる 上の世代のことは、

何かきっかけがないとなかなか考えないから」

と言いました。なるほどなあと思いました。



さて、最後は第五セッション「家族は小説より奇なり」

実はこのタイトルは、

11月に文春新書から発売される講師の新刊の帯コピーなのですが、

タイトル通り、「そんな家族があるのか…」という

実際の家族ケースがひとつ紹介され、

その家族に起こっている事情をより良い方向に解決するには、

誰に、どんな働きかけ(援助)をすればいいのかを考えました。

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人は、往々にして、そのような事情を知らされた時に、

余っている人的資源を探し、

その人が「がんばればいい」という結論を導きがちです。

しかし講師は、第三者として家族の個別事情もかんがみず、

責任者探しをしてはならないと言います。

余っている人的資源などどの家族にもなく、

それぞれに少しづつの負担を負わせ合うこと、

そのことから生まれるそれぞれの環境の変化が、

結局問題解決に向かうための力を産むのだと言いました。

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そんなこんなで、あっとういう間の6時間。

なかなかすぐに「わかった気持ち」にはなりませんが、

段々とわかってきて、思考のプロセスがそれに慣れてくる。

「習うより慣れろ」、そんな営みがこのLWSなのかなと思います。

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次回は12月13日。師走のあわただしい中となりますが、

多くのご参加をお待ちしています。

次回もまた、会場は新宿住友ビル47階スカイルームです。

(団遊)