経団連の「採用選考の指針」によって広報開始時期が大幅に後倒しになることが予想される2016年卒の新卒採用。
いち早く仕入れておきたい市場動向予測や調査レポートをピックアップしました。

2016年新卒 採用担当者意識調査│Jobweb＆レジェンダ

▶『8月前に選考を開始』　約4割（39.1％）

-概要-
「2016年新卒採用は経団連の「採用選考の指針」によって、広報開始時期が3年生の3月以降、選考開始が8月以降と定められました。現在の採用活動から広 報は3カ月、選考開始は4カ月遅れる内容です。このような指針が出ている中、企業の採用担当者が2016年度新卒採用についてどのような対応策を考えているのか尋ねました。」

2015年3月卒業予定者 採用動向調査レポート│学情

▶採用数「増やす」が20.8%。”非製造”企業の採用意欲が旺盛。
▶選考開始のピークは4月上旬。4月以前に選考開始する企業も56.8%。

-概要-
対　　 象：全国の企業および団体
調査期間：2014年1月6日（月）～1月31日（金）
回答企業数：1571社
方　　 法：企業および団体にアンケートを配布・回収
属性内訳：上場・製造 94社　非上場・製造 284社 上場・非製造 148社　非上場・非製造 1045社

2016年卒採用について│HRプロ代表 HR総研 所長 寺澤康介氏

▶新スケジュールに賛成の企業は14％

-概要-
「需給バランス上は学生に優位な方向に動いているとは言うものの、企業が内々定を出す学生は特定の学生層に集中する傾向があり、複数の内々定を取得する学生がいる一方で、1次面接の突破すらおぼつかない学生との二極化がさらに強まっているようです。また、複数の内々定を取得する学生の増加は、結果的に内定辞退数の増加を意味しますので、一部の人気企業を除き、多くの企業では昨年以上の内定辞退者に困惑することが予想されます。」

新卒採用の大変革期を迎えて│リクルートワークス研究所　大久保幸夫氏

▶2016年卒採用スケジュール後倒しにどう取り組むか

-概要-
「この会場に来られた皆さんの頭の中は2015年卒の新卒採用のことで一杯でしょうが、今日は2016年卒の話をします。2016年卒の新卒採用はスケジュールが大幅に後倒しになります。どんな影響があるでしょうか。」

人事白書2014│日本の人事部

▶「ブラック企業対策」を講じていない企業は70% – 3,000社の人事に聞く

-概要-
2016年度新卒採用活動の後ろ倒しへの意見は三分に分かれ、賛成30.1%、反対37.3%、意見保留32.5%という結果となった。賛否以外で注目されるのは、「選考開始」の時期に関する回答で、最も多かったのは指針通りの「2015年8月」18.0%で、次に多かったのが「2015年4月」14.1%となり、今までの指針を受けた形の前年通りの回答となった。
　　　
　
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