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「語るなかれ」「聞くなかれ」……口外禁止の秘境!? 湯殿山神社とは

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カレンダーを一枚めくったからといって突然季節が夏から秋に移るわけではないですが、九月と聞くと、なんとなく夏が遠のいていく名残惜しさがありますね。

 

今年は全国各地でゲリラ豪雨や猛暑、はたまた連続降雨日の記録に迫るなどの天候で、夏はあまり出かけられなかったという方も多いのではないでしょうか。

残暑のあいまに涼しい日も多くなってくるこの季節、東北地方の高地では九月下旬から紅葉の便りも届き始めます。

ちょっと気が早いようですが、今回は紅葉の時期にもおすすめの、そして……、知る人ぞ知るおすすめの秘境をご紹介します!

 

湯殿山神社(山形県鶴岡市)

湯殿山神社は、山形県庄内地方に広がる出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)のうちのひとつ、湯殿山の中腹にある神社です。

 

……この神社、実に謎に包まれています。

というのも、本宮は写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という戒めがあり、参拝者はそこで見たものは「語るなかれ」「聞くなかれ」とされているからなんです。

 

湯殿山神社には社殿がなく、参拝者は裸足になりお祓いを受けてから、御神体の場所まで歩きます。公式で得られる情報からは、御神体はお湯の湧き出る茶褐色の巨大な岩であるということが書かれていますが、誰も写真に残せないため、その姿がどんなものなのかは、実際に足を運ばなければわかりません。

神秘的な体験ができるパワースポットとしても有名で、訪れた人たちは「一度は行ってみるべき」と口をそろえるそうです。

 

 

湯殿山神社の歴史

この湯殿山神社を含む出羽三山、歴史をさかのぼってみると、古来から山岳信仰が盛んな東北地方でも特に多くの修験者、参拝者が訪れる場所でした。

羽黒山は現在、月山は過去、湯殿山は未来を表すとされ、三山を巡ることで死と再生を意味する……つまり、一度死んでよみがえる「擬死再生」の旅とされています。

 

江戸時代、庶民のあいだで伊勢神宮への参拝がブームになったというのは有名な話ですが、「西の伊勢参り」に対して、出羽三山に詣でることを「東の奥参り」と称し、その両方を果たすことが江戸時代の人々の憧れだったんです。

 

松尾芭蕉もこの地を訪れた際に、「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 」という句を詠んで、「この山の中の細かいことは、修行者の決まりとして他人に話すことを禁じられているが、その荘厳さに感動し涙した」、と「奥の細道」に書き残しています。

 

 

絶好のシーズンを逃すな!

湯殿山神社に参拝できるのは、四月下旬から十一月上旬と、約半年ほどの期間です。冬季は積雪により閉山されるためです。

 

山形の美しい紅葉と神秘的な御神体を同時に見られるチャンスは間もなくです! 少し早めの秋旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

 

 

湯殿山神社

住所:   山形県鶴岡市田麦俣六十里山7
TEL:   0235-54-6133 (湯殿山本宮)
営業時間: 4月下旬〜11月初旬
料金:   御祓料
中学生以上 500円
小学生以下 無料
駐車場: 150台
アクセス: 山形自動車道 月山ICから車で約30分
山形自動車道 庄内あさひICから車で約40分

 

出羽三山神社公式ホームページ:
http://www.dewasanzan.jp/publics/index/52/

山形県鶴岡市観光連盟:
https://www.tsuruokakanko.com/cate/p0076.html

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