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横断歩道の中州で大きな声ですべった話

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あるクライアントから「横断歩道の中州を有効活用できないものか」という相談を受けた。

 

とりあえず、中州で大きな声でつまらないことを言ってスベってみてはどうかという話になった。

 

なので、皆で大通りに繰り出して、横断歩道の中州に渡った。

 

そこで、さて誰がスベろうか、という議論になった。

 

誰かが「不公平のないように古今東西ゲーム風に一人ずつ順番にスベりまわそう」と提案し、

 

そう決まってしまった。

 

私はまさか自分も参加すると思っていなかったので何の準備もなく、あわわあわわしていたが、

 

あっというまに順番が回ってきた。そこでとっさに、

 

「ぼく 本当に 御曹司!」

 

と叫んだ。

 

一応、「本当に」と「御曹司」が韻を踏んだ言葉遊びになっているつもりだったが、そもそもギャグとして誰にも伝わらず、まさに目も当てられないスベリっぷりだった(つまりある種とても誠実に役目は果たした)。

 

そうこうしているうちに、ピーポ君率いるおまわりさんたちがやってきて、職質を受けた。

 

大声を注意された程度でたいした問題にはされなかったが、去り際に警官のひとりがしたり顔で「なに? 女の子にうけようとしてやっちゃったの?」と言ってきた。

 

僕はそれを鼻で笑って、「見くびらないでください」と堂々と言いのけてやったのだった。

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