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タクシーで危うく4万円も払いかけた話

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深夜、タクシーに乗って帰っていた。

いつもなら2千円ちょっとの道のりのはずが、今日はみるみるうちにメーターが跳ね上がる。

あれ、いつもと違うところで乗ったのだっけ、もしくはいつもと違うところへ向かっているのか。

どっちにしたって、一度乗り込んでこうなってしまったからには、今更もうどうしようもない。

さすがに1万円覚悟しておけば問題ないかと思っていたが、その後も凄まじい勢いでメーターは上がり続け、ついに表示はぴったり10000になった。

焦って窓の外を見ると、ようやく見慣れた町並みまで着いていたので、実のところ家まではまだ少し歩かなければならないのだが、「あ、もうこの辺でいいですよ」と平静を装って運転手に告げた。

1万円を支払った。

おつりが7千円返ってきた。

不思議に思ってしばらくキョトンとしていたが、運転手はそれ以上別に何も言ってこないし、なにより、普段は3千円もかからない距離であるという当初の思いが再び自信を取り戻し、私は素直に釣り札を受け取って、車を降りた。

しかしメーターの10,000はなんだったのだろうか。

そうか、あの10,000は「円」ではなくて「バーツ」だったのかもしれない(日本とタイの関係性からいっても)と思った。あぁきっとそうだ。納得、納得。

というわけで、タイに詳しい友人に聞いてみたら、10,000バーツは円でいったらざっくり4万円弱だそうだ。

それを聞いて、私はすぐにハッとして、「バーツ」だったということにしなくてよかった、と思った。そうしていたら危うく私は、1万円どころか4万円も払うところだったのだ。

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