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Web社内報と紙の社内報、ぶっちゃけどっちがおススメ? それぞれのメリットデメリットを解説。

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社内報の制作に数多く携わる安井研究員に、社内報制作のイロハをインタビューします。今回のテーマは「Webの社内報と紙の社内報、それぞれのメリットとデメリットについて」です。

単に「社内報」とだけ言えば、印刷物のことを指すイメージが個人的にはありますが、最近は印刷物ではなくイントラネットなどWeb上で社内報を展開する企業も多いと思います。Web、紙、それぞれによさがあると思いますが、安井さんはどのようにお考えですか?

安井研究員
まずWebの社内報についてからお話しすれば、紙の社内報と比較した最大のメリットはコストにあると思います。Webであれば印刷費や配送費が必要ありませんから。

その他、バックナンバーをアーカイブできる点もWebならではの特長ですね。紙の社内報を何年もとっておいてくれる人はそう多くないと思いますが、Webであれば過去記事を読み返すのは容易ですし、検索性にも優れています。

また、制作側の目線でいえば、ページビュー数などから読者の反応を測定しやすい点も利点ですね。修正が容易、ということも挙げられるでしょう。

なんだかいいことばかりに聞こえてきますが、紙と比べたデメリットがあるとすればなんでしょうか?

閲読してもらうにあたって読者の能動的なアクションに依存せざるを得ないことがWebの最大の弱点だと思います。たとえメールなどで一斉告知したとしても、最終的に「読みにいかないといけない」という壁がどうしても残ります。もともと社内ごとに興味のない人からは、どうしてもスルーされやすいです。

その点、紙の社内報のほうがスルーはされにくいと…?

安井研究員
もちろん紙の社内報であっても興味の薄い人にしっかり中身を読んでもらうのは容易ではありませんが、少なくとも印刷物は、手元にさえ届けば、目には入ります。たとえ捨てられるとしても、いったん手にはとらざるを得ない。この差は、結構大きいと思います。

社内報は、会社への興味関心度が既に高い人に向けてというよりも、どちらかといえば日頃あまり高くない人達に向けてより高い興味をもってもらうために作ることが多いものです。その目的からすると、読み手の注意を一瞬でも強制的にひける印刷物の力というのは、やはり捨てがたいものがあります。

余談ですが、実際に紙の社内報を配っている企業さんの場合、読者アンケートなどでは必ず「今どきWebでいいじゃない」という声が一定数返ってきます。その反応が返ってくる時点で、作り手側からすると、ある意味しめたものなんですよね。

スルーされなかった証拠ということですね(笑)。

安井研究員
社内報制作の課題が「あんまり読んでもらえていない」ということにある場合には、紙の社内報のほうが工夫次第での改善はしやすいと思います。もちろん、WebはWebで先に述べたような利点がたくさんありますから、まず最新号を紙で制作したあとにWebにアーカイブしていくというイイトコどりの組み合わせパターンも、個人的にはおすすめです。

なるほど。安井さん、ありがとうございました。

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