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「学生フリーペーパーを文化に」。SFFってどんな団体?

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ここ数年でフリーペーパーがただのフリーなペーパーでなくなってきています。

特にあ総研カルチャー研究担当が、目をつけたいのは、学生が作るフリーペーパー。学生たちが自ら編集し、デザインをするフリーパーパーです。デザインに特化したプロ顔負けなフリーペーパーもあれば、学生視点の独特な抜け感が気持ち良いフリーペーパーまで。

今回は、そんな学生フリーペーパーを盛り上げている学生団体『student freepaper forum』をご紹介します。

フリーペーパーをカルチャーに

『学生フリーペーパーを文化に』という理念のもと、学生フリーペーパーの祭典を運営しているのが、「student freepaper forum」という団体。略称はSFF。2006年から活動を続け、今年で12年目を迎えます。2006年から1年に1回、フリーペーパーのフォーラムを開催しています。

webサイト:http://sff-web.com/sff2016/index.html

2014年までのフリーペーパーフォーラムは参加する団体のフリーペーパーに順位をつけるというコンテスト形式で運営していたそうなのですが、2015年から形式を変え、「フリーペーパーのお祭り」をテーマに、祭典を開催しています。更には、2016年から『紙媒体を通して想いを表現している』をキーワードに、社会人のフリーペーパー団体や、ZINE制作団体も、このフリーペーパーの祭典に参加できるようになりました。

2015年の祭典では、78団体のフリーペーパーに、36名ものゲストが参加。ちなみに、この大規模を運営するメンバーは、全員学生。学生が運営する唯一のフリーペーパーの祭典です。しかも祭典への参加は無料なのです。

まさに祭典。盛りだくさんのコンテンツ

SFFには、全国各地からフリーペーパーが集まるだけでなく、出店者も参加者も楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。毎年、様々な企画や講演会、ワークショップなどがあります。制作者と読者がフリーペーパーについて直接会話ができるブースがあったり、プロフェッショナルの方の話が聞ける講演会があったり。毎年、祭典のコンセプトによってコンテンツの内容は多少変わるようですが、クリエイティブで刺激的なことがたくさんありそうです。

2016年には、京都で月2回オープンするフリーペーパー専門店の『只本屋』の出店もあったそう。東京の出店は滅多にないらしい。

只本屋webサイト:http://tadahon-ya.com/

ゲストがまたまたすごい。

魅力的なコンテンツがたくさんあるSFFですが、なかでも、『心惹かれた一冊』という企画が面白い。この企画は、組み立てる/魅せる/惹きつける/届けるという4つのカテゴリーに分かれたさまざまな方面のプロフェッショナルの方々に、最も心惹かれた一冊を選んでいただくという企画。

そして、ゲストは、編集やデザインの第一線で活躍するそうそうたるメンバー。ゲストが選んだ『心惹かれた一冊』のフリーペーパーにゲストがコメントをつけ、そのコメントがSFFのWEB上で見れるという仕組みになっています。ゲストからのコメントは、単に「良い」「悪い」ではなく、制作する上での鋭いプロの視点からのアドバイスだったりするので、フリーペーパーを作る学生のモチベーションもグッとあがるに違いありません。

ただフリーペーパーを楽しむだけではなく、自分たちの作ったものを振り返ることができるような企画が用意されていて、とてもいい祭典だなぁという印象でした。

ちなみに、一部ゲストの方をご紹介すると、デザイナーの佐藤可士和さんだったり、最近、ミシマ社が編集し発刊された『魔法をかける編集』の藤本智士さんだったり。

佐藤可士和さん紹介ページ(SFF2016webサイト内):http://sff-web.com/sff2016/discover/satou.html

藤本智士さん紹介ページ(SFF2016webサイト内):http://sff-web.com/sff2016/discover/fujimoto.html

『魔法をかける編集』紹介webサイト:http://book.impress.co.jp/books/1116101156

SFFのWEBページに全ゲストが掲載されていますのでぜひ、ご覧ください。この人も?!この人も?!という感じのゲストばかりで本当にすごいのです。

http://sff-web.com/sff2016/discover/discover.html

『学生フリーペーパーを文化に』という理念のもと活動するSFF。

SFFに集まるフリーペーパーは、本当にフリーでいいのかと疑ってしまうものばかりです。祭典のコンセプトは毎年変わっていくようですが、今年、2017年はどのような祭典なのでしょうか。とても楽しみです。

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